白報会の特徴

患者様が求める医療のために「誰もやっていないこと」を創造します

白報会の理念

白報会は2000年に設立された医療法人です。白報会の名前は、理事長のお名前と、医療従事者が着用する「白衣」が由来です。「白衣」を着た医師やスタッフが社会に「報いる」という意味を込めて名付けられました。白報会の設立以来、ずっと根底にあるのは「患者様第一」ということです。プライマリー・ケアや在宅医療に着目し、これからの時代に必ず必要になるものだと信じ、その要素も加味して、今の経営理念が生まれました。地域社会に貢献し、患者様とご家族様が安心してご利用いただける医療の提供を目指しています。また、後期高齢者が増える近い未来には、医療と介護の関係性も変化します。白報会では両者を連携させたサービスの運営にも、早い段階から取り組んできました。白報会ならではの総合医療と介護福祉の複合サポートによる、高水準なプライマリー・ケアをより広い地域に提供したいと考えています。

医療×福祉の重要性を確信・在宅医療のパイオニアへ

東京・荒川区で在宅専門のクリニックを立ち上げた当初は、まだ在宅医療は珍しく、全てが手探りの状態でした。「医療」とは、患者様の健康をトータルな視点から考え、最適な選択肢を提供することです。そのためには内科、外科、耳鼻咽喉科など20を超える診療科目をおさえて、適切な検査や診断を行い、その後の療養もケアする必要があります。当然、通院が難しい患者様にも同じレベルのサービスを提供しないといけません。その環境を実現するためには、設立当時から「在宅医療」が重要だと考えていました。在宅医療がこれから世の中で必要になるという確信と、地域の患者様との信頼関係を築けているという実感のなかで在宅医療事業を行ってきました。

新たな医療の形を提案 ユニークなサービスを多数展開

運営する施設の中でも特徴的なのは、商業施設内にある「ドクターランド」です。2007年の松戸を皮切りに、今では船橋、幕張、浦和美園、錦糸町、大宮に施設を構えています。病院と聞くと、暗くて怖いイメージがありますが、それを払拭したかったのです。カジュアルに立ち寄ってもらえるよう、内装にもこだわり、ネーミングもテーマパークのような感じにしてみました。
新たな取り組みとして2014年に産後ケア施設を開院しました。日本ではまだ殆ど普及していませんが、韓国では産後2週間、当たり前のように利用する文化があります。韓国の知人からその存在を知り、その話を聞いた一週間後には、現地に視察に行き、日本での必要性を確信し、開設にいたりました。

信頼する仲間たちと共に「誰もやっていない」地域医療へ

グループが大きくなるにつれて、組織の運営が重要なカギとなります。医療施設の性質上、どうしても24時間365日体制での稼働が必要になります。白報会では、たとえば医師なら勤務シフトを日中・夜間・週末と明確に分けるなど、ワークライフバランスの整備を行っています。同時にあらゆる業務を細かく分業し、電子カルテでの情報共有を徹底することで、均質なサービス提供ができる環境を構築しています。医療従事者の心身を守ることは彼らの幸福度を上げるだけではなく、結果的に患者様のケアの質を高めることになると考えています。現在は外来医療、在宅医療、介護事業など10の事業部門を展開するに至りました。「誰もやっていないこと」をやるのが好きな法人なので、常にアンテナを立て、これからも社会が求めているもの、患者様が求めているものを時代に合わせて提供し社会に貢献していきます。